[16日 ロイター] - 米飲食チェーン大手ヤム・ブランズは16日、傘下のピザチェーン「ピザハット」事業を中国とそれ以外に分割して計27億ドルで売却すると発表した。中国本土についてはヤム・チャイナ・ホールディングスに12億ドルで、その他はプライベートエクイティ(PE)のロングレンジ・キャピタルに15億ドルでそれぞれ譲渡する。競争激化に加え、原材料費の高騰などが業績を圧迫。消費者の健康志向の高まりを背景に、需要低迷にも直面していた。
ヤム・ブランズの総売上高に占めるピザハットの割合は2025年時点で約12%。ピザハットの売上高の減少を受け、戦略的な選択肢を検討していると明らかにした上で、今年5月にロングレンジ・キャピタルとの独占交渉に入っていた。ヤム・ブランズのクリス・ターナー最高経営責任者(CEO)は「事業の集中を進めやすくなる」と売却の意義を強調した。
「ピザハット」は1977年に米食品・飲料大手ペプシコが買収し、97年にKFCやタコベルとともに分社化された。その後、2002年にヤム・ブランズとなった。今回の売却後もタコベルとKFCといったチェーンはヤム・ブランズに残る。
ヤム・ブランズから分社化し、上海に拠点を置くヤム・チャイナは、中国でKFCを含めて1万8000店舗超を直営・フランチャイズ展開している。