[ニューヨーク 12日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが安定的に推移した。米・イランの紛争終結に向けた合意の行方や米宇宙企業スペースXの過去最大級の新規株式公開(IPO)の影響を見極める動きとなった。ただ、ドルは週間では下落する見通し。
イラン情勢を巡っては、西側諸国やパキスタン、イランの情報筋が明らかにした覚書案の詳細によると、イラン側に有利な内容となっているもよう。ただ、トランプ米大統領はこうした情報は正確ではないと批判している。
また、スペースXは12日、ナスダック市場に上場。株価は一時約25%急伸し、時価総額は2兆ドルを突破した。11日のIPOでは約5億5555万株を発行し、過去最大となる750億ドルを調達した。
BNYの為替マクロ戦略担当ジョン・ベリス氏は、中東紛争終結に向けた朗報やスペースXのIPOを受け、投資家は資金が株式や現金からシフトするかどうか注視していると述べた。また、来週には多数の主要中銀の金融政策決定会合を控えていることを指摘した。
来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え置きが幅広く見込まれている。
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は横ばいの99.75で、11日に付けた1週間ぶりの安値近辺にとどまった。
ユーロ/ドルはほぼ変わらずの1.15725ドルで、1週間ぶりの高値近辺で推移した。ただ、欧州中央銀行(ECB)が11日に約3年ぶりの利上げに踏み切ったことを受け、週間では上昇する見通し。
ドル/円は0.18%高の160.225円。日本の当局による為替介入が警戒される水準を維持した。
ドル/円 NY終値 160.21/160.24
始値 160.08
高値 160.33
安値 160.10
ユーロ/ドル NY終値 1.1568/1.1569
始値 1.1573
高値 1.1583
安値 1.1561