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[東京 13日 ロイター] - 米宇宙開発企業スペースXが米国東部時間12日午前9時半、ナスダック市場に上場した。複数の関係者によると、日本国内では個人投資家を中心に1兆円を超える需要があり、日本向け販売額として想定されていた約3000億─4000億円規模を大幅に上回った。需要の大半は個人投資家によるもので、一部の国内事業法人も参加したという。

ある関係者は「投資家からの反響は非常に大きかった」と語る。イーロン・マスク氏が率いるスペースXは、宇宙開発や衛星通信サービス「スターリンク」、人工知能(AI)を手掛ける未上場企業として長年注目を集めてきた。世界的な知名度の高さに加え、新NISA(少額投資非課税制度)導入を背景とした投資家層の拡大や米国株投資の浸透が、日本での旺盛な需要につながったとみる。

今回の案件で国内販売の中心的な役割を担ったみずほ証券によると、6月上旬の口座開設申し込み件数が前年1年間の平均と比べて約4倍に増加した。仮条件決定後には、コールセンターに寄せられたスペースXに関する問い合わせ件数も通常時の10倍超に膨らんだ。

中でも投資家からの1億円以上の購入希望は1000件を超え、このうち400件超は同証券と取引のない新規顧客だった。100億円以上を希望する投資家もおり、大型案件への期待感が新たな資金流入を促した格好だ。

今回のIPOでは、日系金融機関として唯一幹事団に加わった米国みずほ証券が引受業務を担い、みずほ証券、楽天証券、SBI証券が委託を受けて国内販売を手掛けた。

スペースXは今月初旬、IPO価格を1株当たり135ドルに設定。米国東部時間12日に約5億5555万株を発行し、2019年のサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコを上回る過去最大の750億ドル(約12兆円)を調達すると決定した。うち約1629万株を日本で募集し、総額は約3470億円となる。

ロイターは9日、複数の関係者の話として、スペースXのIPOには世界全体で2500億ドル(約40兆円)を超える需要が集まっていると報じた。日本市場もその一翼を担い、世界最大規模のIPOに対する個人投資家の旺盛な投資意欲を改めて示した。

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