Nikita Maria Jino Kumar Tanishk Jonathan Stempel
[11日 ロイター] - 中国のバイオテクノロジー企業、薬明康徳(ウーシー・アップテック)が11日、同社を中国軍と関連のある企業とする「ブラックリスト」に掲載した米国防総省を、米首都ワシントンの連邦地裁に提訴した。
ウーシーは訴状で、リストへの掲載は恣意的かつ気まぐれで事実に裏打ちされておらず「政治的圧力の産物」だと主張した。
また同社は、法的または事実に基づく根拠なしに国家安全保障上の脅威という烙印を押されたことで、実質的な名誉および運営上の損害を被ったとして米政府を非難し、リストからの削除を求めている。
米国防総省の広報担当者は、係争中の訴訟についてはコメントしないと述べた。
ウーシーによる提訴の3日前、米国防総省はこのリスト掲載企業を188社に拡大していた。
最近の米国法に基づき、米国防総省は今月下旬からリスト掲載企業と直接契約を結ぶことができなくなり、来年からは第三者を通じた製品やサービスの購入も禁止される。ただ、リストへの掲載が直ちに正式な制裁を意味するわけではない。
今週リストに追加された他の企業には、電子商取引大手のアリババグループ、インターネット検索大手の百度、自動車メーカーのBYD(比亜迪)とニオ(蔚来汽車)などが含まれている。
リストは少なくとも年に1回更新され、企業は削除を求める請願を行うことができる。