Mayu Sakoda
[東京 12日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅に続伸し、前営業日比2225円68銭高の6万6442円95銭だった。トランプ米大統領がイランへの攻撃中止を表明し11日の米国株式市場が急伸した流れを引き継ぎ、人工知能(AI)や半導体関連株が軒並み上昇した。日経平均は一時、2800円超の上昇となった。
・日経平均は958円高で寄り付いた後も上げ幅を拡大し、2848円高の6万7065円94銭まで上昇した。買い一巡後は上げ幅を縮小した。
・トランプ米大統領は11日、イランとの戦闘終結に向けた「素晴らしい合意」が成立したと明らかにしたが、取引時間中は米軍がイランの単方向攻撃ドローン(無人機)2機を撃墜したと報じられ、中東情勢を巡る不透明感は依然としてくすぶっている。
・時間外取引での米株先物指数は小幅高、韓国の総合株価指数(KOSPI)は7%超高となっている。米WTI先物は86ドル台と、一段と下落している。
・TOPIXは1.65%高の3893.47ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は7兆0725億6400万円だった。
・東証33業種では、値上がりは非鉄金属、機械、ガラス・土石製品、鉱業など26業種、値下がりはサービス、陸運など7業種だった。
・主力株では、東京エレクトロンが10%超高、アドバンテストが8%超高、ソフトバンクグループが2%超高と、AIや半導体関連株が軒並み上昇した。ファーストリテイリングも2%超高だった。半面、リクルートホールディングス、ソニーグループは3%超安とさえなかった。
・キオクシアホールディングスは8.21%高の8万1630円で前場の取引を終えた。時価総額は44兆5976億円で、トヨタ自動車を抜いて東証プライム市場の首位となった。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが927銘柄(59%)、値下がりは592銘柄(37%)、変わらずは44銘柄(2%)だった。
<SMBC信託銀行 投資調査部長 山口真弘氏>
「大型新規株式公開(IPO)に伴う主力株の換金売りは一巡し、メジャーSQ(特別清算指数)も通過したことで、需給面でも上値を追いやすくなった」
「プライム市場の値上がり銘柄は6割弱。全面高の展開ではく、循環物色が継続しているようだ」
「中東情勢を巡る不透明感は完全に払拭されたわけではない。終戦期待を材料としたポジション調整の側面もある」