Karen Lema
[マニラ 12日 ロイター] - フィリピンのテオドロ国防相は12日、中国政府から制裁を科されたことを受け、「彼らがここ、さらにはわれわれの海域で犯している悪行に直面する中、私はただ職務を全うし、わが国を守り抜くだけだ」と述べた。
中国外務省は11日、テオドロ氏と同氏の近親者に対する制裁措置を発表。同氏が「中国に関して繰り返し誤った発言を行い」、中国の正当な利益と2国間関係を損なったためとしている。
テオドロ氏は声明で「彼らの欺瞞に対して真実を語る者に対し、これこそが彼らが行うことだ」と反発した。
フィリピン外務省は今回の制裁措置を「2国間関係をさらに複雑にする非友好的行為」と見なすと表明。11日夜に発表した声明で「このような措置は、相互信頼の構築、責任ある対立管理、あるいは両国間の建設的な対話に必要な条件の整備には寄与しない」と述べた。
中国は2020年、現在は米国務長官を務めるルビオ上院議員(当時)に対し、中国政府への批判や人権問題に関する非難を理由に制裁を科した。その後、中国当局はルビオ氏の名前の中国語表記に関する外交的な抜け道を見いだし、先月の米中首脳会談のためにルビオ氏がトランプ米大統領と共に訪中することを可能にした。