Cecile Mantovani Olivia Le Poidevin
[ジュネーブ 11日 ロイター] - フランスで来週15-17日に主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開催されるのを前に、14日にスイス・ジュネーブで大規模な反G7デモが予定されている。既に市内の多くの店舗では、窓や入り口に板を打ち付けて備えを固めている様子だ。
ジュネーブの治安当局は11日、参加者約5万人規模と予想されるデモへの対策案を提示。その中には12日夕方から、フランスとスイスの間にある27カ所の国境検問所を閉鎖・規制することが含まれている。
G7各国首脳はジュネーブに空路で入り、そこから国境を越えてフランスの開催地エビアンへ移動する。
スイス軍が先週発表したところでは、3日間のサミット開催中、スイスは国内に4000人の兵士を動員して安全を確保する。フランス側もサミットに向けて8000人の警察官を配備すると述べた。
ジュネーブでは市内全域で反G7デモによる被害を懸念し、数多くの商店が板囲いを行っている。
大工会社「エスパス」のオーナー、ダミアン・ギャル氏さんの話では、各店舗が自店を守るために設置した木製パネルは2000平方メートル以上にも及ぶ。
タクシー運転手のラミン・ラスベさんは、デモの準備が仕事に「壊滅的な影響」を与えていると嘆く。「嘘を言っても仕方ないが、私たちは家に引きこもるつもりだ。3-4日は仕事ができない」と明かした。
ジュネーブ住民の一部からは、サミットによる経済的な悪影響を懸念する声も聞かれる。
土産物店を営むエリック・アフォルターさんは「ジュネーブはフランスではないのに、問題が他国にまで及んでいる」と憤慨し、2013年にエビアンでG8サミットが開催された際、デモ隊と警察がジュネーブの左岸で衝突し、建物が被害を受けたことを振り返った。
地元当局者は、ジュネーブ州が警備費用として約2000万スイスフラン(2501万ドル)を支出することになりそうだと述べ、暴力行為や物的損害のリスクを軽減しようと努めていると説明した。