Zaheer Kachwala
[11日 ロイター] - クリエイティブツール大手の米アドビは11日、ダン・ダーン最高財務責任者(CFO)が退任すると発表した。また、通期の売上高・利益見通しを上方修正したものの、今後の戦略を巡る懸念が高まり、株価は時間外取引で5%下落した。
アドビは3月、長年トップを務めたシャンタヌ・ナラヤン最高経営責任者(CEO)が後継者の任命後に退任すると発表していた。
アドビはコーポレートファイナンス担当シニアバイスプレジデントのスティーブ・デイ氏が6月15日から暫定CFOを務めると明らかにした。一方、米半導体メーカーのマーベル・テクノロジーは11日、ダーン氏をCFOに起用すると発表した。
また、アドビは2026会計年度の売上高を265億─266億ドルと予想し、従来見通しの259億─261億ドルから引き上げた。人工知能(AI)製品・ツールに対する需要の高まりを反映したという。
通期の調整後1株利益は24.35─24.45ドルと予想し、こちらも従来見通しの23.30─23.50ドルから引き上げた。第2・四半期の売上高は市場予想を上回った。
アドビは長年、業界で支配的な地位を誇ってきたが、AIを活用して製品の魅力を高めているフィグマやキャンバなどとの競争にさらされている。株価は年初来から37%超下落している。