[モスクワ 10日] - ロシア議会は10日、これまで数カ月を要していた予算法改正を経ずに、歳出と債務の拡大を可能にする法案を可決した。

今回の法改正により、政府は予算法で定められた上限を超えて借り入れを行い、歳出を増やせるようになる。従来は予算法の改正手続きを取り、議会での審議を経る必要があった。また今後は債務・歳出計画の変更は公表されなくなる。

オクラドニコワ財務次官は「この法案により状況の変化に応じて迅速に対応するための柔軟性が高まる。変化はもはや毎月や四半期ごとではなくほぼ毎日起きており、これに対応するために必要だ」と述べた。

ロシアの1─5月の財政赤字は国内総生産(GDP)比2.6%に達した。ウクライナでの戦争継続に伴う軍事費増大を背景に年間目標であるGDP比1.6%を上回った。

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