Joanna Plucinska Christina Amann
[ベルリン 10日 ロイター] - 欧州有数の航空宇宙ショーであるドイツの「ILA」がベルリンで10日に開幕した。破綻したことが今週明らかになった独仏の次世代戦闘機共同開発計画にメルツ独首相が初めて公の場で言及し、両国は依然として共同防衛システムを開発していくと述べた。
「これは将来の独仏防衛産業の中核となるプロジェクトにとって大きな機会であり、われわれはこれを共に実現するつもりだ」と説明。「両国の国防相が7月にドイツで開催予定の政府間会合に向けて、これをどのように実施できるか検討していく」と付け加えた。
また、ドイツとフランスは核抑止力に関する協力も進めていくという。
欧州の関係者がこれまでに明らかにしたところによると、両国は体面を保つ妥協案に向けて動いており、指揮統制システム「コンバットクラウド」など中核戦闘機以外のシステムは「将来戦闘航空システム(FCAS)」という従来の名称の下で開発を継続する方向だという。
メルツ氏に先立ち発言したドイツ航空宇宙産業協会のミヒャエル・シェールホルン会長は、将来的な開発は依然として可能だと表明。「われわれは欧州のために、そして欧州と共にFCASおよび第6世代戦闘機を開発・製造するための専門知識、技術、能力、そして明確な意志を保有している」と語った。
14日まで開催されるILAショーには、37カ国から750以上の出展者が参加する。