[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米野党民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員とラジャ・クリシュナムルティ下院議員は、米金融大手ゴールドマン・サックスがキャシー・ルームラー最高法務責任者(CLO)を退任後に顧問として起用する計画を報じられたことを問題視するコメントを発表した。
弁護士でもあるルームラー氏は、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン元被告から贈り物を受け取ったり、犯罪に関するメディアの問い合わせへの対応方法を助言したりしたことが司法省公開の文書で発覚し、情報筋によると今月30日付でCLOを辞任する。
またウォーレン氏とクリシュナムルティ氏は、ゴールドマンのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)に対してルームラー氏の人事に関する質問に26日までに回答するように要求した。
ブルームバーグは10日、事情に詳しい関係者の話として、ソロモン氏がルームラー氏に顧問として残るよう要請したと報じた。ゴールドマンはこの報道についてのコメントを差し控えた。
ウォーレン氏とクリシュナムルティ氏は、司法省の文書や報道に基づくと、エプスタイン元被告の犯罪が明らかになった後もルームラー氏が接触を続けていたとして「この数カ月間で明らかになった情報は、ゴールドマンが適切なデューデリジェンスを怠ったのか、ルームラー氏をCLOに指名する際にエプスタイン氏との関係を妥当と見なしていたのかという重大な疑問を投げかけるだけではない」と批判した。ソロモン氏に対しては、「あなたが米最大級の銀行を率い続けることへの専門的な判断力と、適格性そのものに疑問を呈している」と厳しい言葉を投げかけた。
ソロモン氏への質問では「ルームラー氏が銀行を離れる予定がなくなったのであればその理由、同氏の新しい役職と職務、および報酬パッケージの詳細を説明してほしい。ルームラー氏に対して残留するように『懇願した』のか。もしもそうならば理由は何か」とも尋ねている。
ルームラー氏はロイターのコメント要請に即座には回答しなかった。