[ソウル 10日 ロイター] - 韓国の個人投資家によるレバレッジを利用した株式投資が、国内証券各社で設定された上限に達した。シンクタンクの韓国資本市場研究院(KCMI)が10日、明らかにした。国内株式市場の上昇相場が続く中、個人の借り入れ余力が乏しくなっている。
KCMIのキム・セワン院長は記者会見で、「各証券会社に上限があり、厳格に規制されている。各社で上限に達しているため、個人投資家が証券会社からこれ以上、投資資金を借り入れるのは難しい」と述べた。
韓国の総合株価指数(KOSPI)は昨年76%上昇し、今年に入ってからも10日時点で83%上昇している。人工知能(AI)ブームを背景とした上昇相場で世界最高水準のパフォーマンスを記録。サムスン電子やSKハイニックスなど国内半導体メーカー株に個人投資家の資金が大量に流入している。
KOSPIへの個人投資家の投資額は今年これまでに79兆ウォン(518億ドル)に達し、指数の上昇を主導。一方、外国人投資家は利益確定で124兆ウォン相当を売り越した。昨年は個人投資家がKOSPI銘柄を26兆ウォン相当売り越していた。
韓国金融投資協会のデータによると、KOSPI市場での個人投資家の信用取引残高は9日時点で過去最高の29兆ウォンに達し、昨年末の17兆ウォンから71%増加した。