David Shepardson
[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、自由貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の延長を見送る可能性を示唆し、両国との貿易赤字を批判した。ただ、この問題について両国首脳と協議しているとも語った。
3カ国は7月1日までに既存協定を延長するかどうかを決定する必要がある。延長で合意できなければ、その後は毎年見直しを行い、合意に至らないまま推移すれば最終的に2036年に失効する。
トランプ氏はホワイトハウスで「更新するつもりはない」と述べた。「米国はカナダが持つ物を何も必要としていない。メキシコが持つ物も必要としていない。だが両国は米国が持つ物の全てを必要としている。両国は米国をもっと良く扱わなければならない」と主張した。
米通商代表部(USTR)によると、米国とメキシコは農業と「公平な競争条件」に焦点を当てた2回目の交渉を6月16─17日にワシントンで行う。3回目の協議はメキシコ市で7月20日の週に予定されている。
カナダのルブラン対米貿易担当相は先週、USMCAの見直しを巡る米国との協議は前向きだったとの認識を示した。ただ、両国間の正式な交渉の日程は決まっていない。