インドには1億4700万人のプレミアリーグファンが
インドのサッカーが低迷している理由としてよく指摘されるのは、スポーツファンがサッカーよりクリケットに熱中しているということだ。確かに、インド国内のスポーツ視聴時間全体の約85%をクリケットが占めている。世界最高峰のプロクリケットリーグであるインディアン・プレミアリーグ(IPL)は、昨年の試合で6億人以上の視聴者を獲得し、広告収入も6億ドルを超えた。
しかし、これだけではサッカー低迷の説明にはならない。英プレミアリーグの国外視聴者に関するデータによると、インドには1億4700万人のプレミアリーグファンがいるという。
これはイングランドの人口の3倍近い人数だ。これだけの数のプレミアリーグファンを持つ国がW杯の2次予選であっさり敗退するのは、不可解というほかない。
この状況にはもっと大きな構造的要因がある。そして、その要因をくっきり描き出しているのがキュラソーの成功なのである。
キュラソーは自国の出身者だけで代表チームの選手をそろえたわけではない。代表資格に関するFIFAの規定が比較的柔軟であることをうまく利用し、キュラソーにルーツを持ち、オランダで生まれ育った選手を集めたのだ。
ユースやU-21でオランダ代表としてプレーした経験がある選手は合わせて5人。ディフェンダーのジョシュア・ブレネットに至っては、16年のW杯予選にもオランダ代表として出場している。
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