22年カタール大会でのモロッコという成功例

現在のFIFAの規則では、代表チームの選手になるにはその国の国籍を持っていることが条件となる。その上で、本人、親、祖父母のいずれかがその国で生まれているか、そうでなければ一定期間、その国に居住していることを示す必要がある。

既にある国の代表チームの一員として公式試合に出場したことがある場合、国の変更が認められるのは1度だけだ。ユースなら代表としての出場回数が3回以下というのが条件だが、A代表の経験がある選手の場合、条件はさらに厳しい。一方で、ブレネットのように例外的な扱いが認められるケースもある。

インドネシアもキュラソー同様にオランダで生まれ育った自国系の選手を起用したが、今大会への出場は果たせなかった。とはいえ、この規則を活用して夢の実現を目指してきた国は少なくない。

22年のカタール大会では、モロッコが欧州のトップリーグでプレーする自国系のスター選手を多数、起用して準決勝まで進んだ。アフリカ西岸沖に浮かぶ島国のカボベルデ(人口約53万人)は、SNSのリンクトインを活用して海外に住む自国系の選手を集め、キュラソーと共に今大会、初出場を果たした。

だがインドはそうした策を取ろうとはしない。アジアには二重国籍を認めていない国が多いが、ご多分に漏れずインドもそうだ。つまり外国のパスポートを所持している者は、インドにルーツがあっても代表選手にはなれないのだ。

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