Kanchana Chakravarty
[8日 ロイター] - シティグループは、S&P総合500種指数の2026年末の目標値を7700から8100に引き上げた。企業の底堅い業績と人工知能(AI)主導の成長を踏まえ、直近終値から約10%の上値を見込む。
同指数は年初から8%近く上昇している。
26年のS&P総合500種の1株当たり利益(EPS)予想を350ドルとし、25年12月の予想320ドルから引き上げた。27年の暫定目標を400ドルとした。
シティは6月5日付の顧客向けノートで「年末まで予想を上回る業績が続くと強く確信している」と述べた。ただ27年以降もAI主導の成長が持続するかが依然として疑問だとし、「伝統的なサイクルではなく、1回限りの設備投資スーパーサイクルのように見える。このため、指数の値動きけん引という点で利益成長とそれに関連する期待への負担が増大している」と指摘した。
シティのストラテジストは、AI関連のエコシステムはテクノロジー企業以外にも広がると予想されるが、関心は最終的に、米企業が27年以降にAIによって約束された生産性の向上を実現できるかどうかに移ると予想。
「それ(27年)以降については、支出が(減少しないまでも)ある程度減速し、最終的に株式市場疲れの要因になると認識する必要がある。ただ、それは現時点では視界に入っていない」と述べた。