Erin Banco Jonathan Landay
[ワシントン 2日 ロイター] - 情報共有や責任範囲を巡る米中央情報局(CIA)と国家情報長官室(ODNI)の対立が激化しており、イラン戦争関連を含む一部の情報評価への協力をCIAが停止していることが分かった。事情に詳しい複数の関係筋が明らかにした。
CIAとODNIの内紛は1年以上前から悪化しており、大統領が複雑な外交課題に対処するために長年頼ってきた国家安全保障分析における連携を妨げているという。
関係筋によると、対立の核心にあるのは2025年4月にギャバード国家情報長官が設置したタスクフォースを巡る衝突だ。ラトクリフ長官率いるCIAは、ギャバード氏の「長官イニシアチブグループ」が、従来の情報共有や機密解除手順を回避する行動を取っていると主張。一方、ODNIの当局者は、CIAが同グループの情報へのアクセスを一貫して妨害してきたと述べているという。
ODNIの報道官は「大統領と政策決定者は引き続き(各情報機関から)最高水準の情報と分析を受け取っている」と説明。ODNIおよびその管轄下にある各機関は「あらゆる種類の情報や作戦において、CIAの担当部署と日々連携・協力している」と付け加えた。
また、長官イニシアチブグループについて、「ODNIの監督権限の範囲内で、大統領令を支援する形で活動していた」と述べた。
CIAの担当者は「ラトクリフ長官の下、CIAはトランプ大統領の優先事項に迅速に対応し、より積極的な姿勢で賢明なリスクを取り、敵対勢力を出し抜き、米国に決定的な優位性をもたらした」と述べた。
ホワイトハウスのデイビス・イングル報道官は、トランプ氏の「強さによる平和という外交政策は、米国の安全を守り、世界的な脅威を阻止する実証済みのアプローチだ」と述べ、内部の分裂をあおろうとするメディアの試みは失敗に終わるだろうと語った。
「トランプ大統領は卓越した国家安全保障チーム全員に対して完全な信頼を寄せている」と話した。