今回の「フジクラショック」は、生成AIという巨大なテーマに対する投資家の過剰な期待と、原材料調達難という現実的なサプライチェーン制約とのギャップによって引き起こされました。企業側が提示した堅実かつ保守的な見通しは、短期的には市場の失望を買ったものの、需要自体は依然として力強い状況です。
今後フジクラが株価を再び上昇軌道に乗せるためには、原材料調達のボトルネックを解消し、価格転嫁(値上げ)を通じた利益の上積みを着実に実現して、市場の信頼と期待に応える具体的な道筋を示すことも不可欠となるでしょう。

[筆者]
山下耕太郎(やました・こうたろう)/トレーダー、金融ライター
一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て、個人投資家・トレーダーに転身。株歴20年以上。現在は、日経225先物・オプションを中心に、現物株・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。趣味はウィンドサーフィン。
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