[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスのジョン・ウォルドロン社長は28日、今年の業界の合併・買収(M&A)取引額は2021年の過去最高に迫る勢いだとし、企業主導の案件がディールメーキングをけん引しているとの見方を示した。
ウォルドロン氏はニューヨークで開催された金融会議で「21年の記録に迫る、あるいはそれを上回る勢いだ。案件パイプラインは良好で、事業活動は引き続き堅調だ」と指摘。「興味深いことに、企業主導型の市場になっている」と述べた。
またウォルドロン氏は、同行は新規株式公開(IPO)市場についても前向きな見方を示しているとし、一部の大型IPOが成功すれば、取引が促進される可能性があると指摘。「世界には膨大な流動性と資本があり、特に非常に優れた企業が出てくると、この成長テーマに資金を投入したいという意欲が強くなる傾向がある」と述べた。ただ、具体的な企業名には言及しなかった。
20年以上にわたり世界トップクラスのM&Aアドバイザーであるゴールドマンは、世界的なディールメーキングの活況から恩恵を受けている。ディールメーキングはイラン戦争の開始後、数週間にわたり急激に落ち込んだものの、最近は回復している。