イスラエル軍は26日、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラに対する攻撃を強化した。イスラエルのネタニヤフ首相はヒズボラに対する作戦の拡大を表明しており、レバノン治安当局によるとこの日だけで少なくとも120回の空爆があった。
レバノン治安当局によると、この日のイスラエル軍による攻撃はレバノン南部と東部の広範囲に及んだ。
国営通信NNAが27日未明に報じたところによると、レバノン保健省は、ここ数時間のイスラエルによる攻撃で31人が死亡、40人が負傷したと発表した。
レバノン南部ブルジュ・アルシャマリへの攻撃では、女性3人と子ども2人を含む14人が死亡したという。
ネタニヤフ首相はこの日の安全保障閣議で、イスラエル軍はレバノン南部で大規模な地上部隊を展開し、「戦略的地域」を掌握していると表明。イスラエル軍はレバノンでの作戦を拡大しているとし、「イスラエルの北部地域を守るため、安全地帯の強化を進めている」と述べた。ヒズボラによる爆発物を搭載したドローン(小型無人機)による攻撃への新たな対策を模索しているとも明らかにした。
ネタニヤフ氏は25日、イスラエルとヒズボラは戦争状態にあると述べ、攻撃を強化する方針を表明。複数の関係筋はこの日、イスラエル軍が4月16日の停戦合意に基づくイスラエル軍の撤退ラインである「イエローライン」を越えて進軍し、レバノン南部で地上作戦を拡大したと明らかにしている。
ヒズボラは26日、レバノン南部の町ザウタル・アルシャルキヤに向かって進軍するイスラエル軍部隊や戦車を、爆発物搭載ドローン、ロケット弾、砲撃で攻撃したと発表した。
イスラエルはパレスチナ自治区ガザでも攻撃を強化しており、ネタニヤフ首相はこの日、イスラエル軍がイスラム組織ハマスの軍事部門の新たなトップ、モハンマド・オデ氏に対する攻撃を実施したと明らかにした。

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