[ソウル 21日 ロイター] - 韓国サムスン電子の株価が21日午前の取引で一時6.5%上昇した。賃金を巡り労働組合と暫定合意に達し、経済や世界的な半導体サプライチェーンを脅かす恐れのあったストライキが回避される見通しとなった。
労組は約4万8000人の組合員による18日間のスト計画について、5月22日から27日にかけて行われる暫定合意の賛否を問う投票期間中、一時停止すると発表した。
NH投資証券のシニアアナリスト、リュ・ヨンホ氏は、ストの可能性を巡る不透明感が和らぎ、投資家の間に安心感が広がったと指摘。その上で、サムスン電子は人件費増加に伴う引当金を計上する必要が出てくる可能性があり、営業利益が圧迫される恐れがあるため、合意は投資家にとって完全にプラスとは限らないと述べた。
リュ氏はまた、業績連動賞与を現金ではなく自社株で支払うという同社の提案は、株式報酬であれば足元の財務負担を抑制できるため、サムスン経営陣の意向を反映したものとみられると語った。