Kentaro Sugiyama

[東京 21日 ロイター] - S&Pグローバルが21日に発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.5と、前月の55.1から小幅に低下した。生産高指数は54.1(前月は55.1)に鈍化したが、S&Pグローバルの担当者は「中東での戦争が製品供給に影響を与えて価格高騰を招く中、在庫積み上げの動きに一部支えられた」と指摘する。ほかの製造業PMIを構成する項目では、新規受注指数が53.0(同53.8)と小幅に低下。雇用指数は53.0で横ばいだった。サプライヤー納期指数は36.3から37.3へ小幅に上昇。購買品在庫指数は50.6と前月(50.4)からほぼ横ばいだった。

サービス業PMIは前月の51.0から低下し、50.0となった。13カ月間の拡大局面から横ばいに転じた。

S&Pによると、企業からはコスト圧力の強まりを指摘する声が相次いだという。多くの企業が中東での戦争によるサプライチェーンの混乱と原材料不足を受けた価格への影響を要因として挙げた。製造業では、サービス業に比べてより顕著なコスト上昇がみられた。

同担当者は「コスト圧力が引き続き強まるとともに需要が弱まれば、今後数カ月で先行きの景況感や経済全体が一段と厳しい状況に置かれる可能性がある」と指摘した。

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