[20日 ロイター] - 米首都ワシントンに駐在する英国のナンバー2外交官のジェームズ・ロスコー氏が公的な説明が全くないまま突然辞任した。英外務省は「ジェームズ・ロスコーは職を離れた」という短い声明だけを発表した。

英日刊紙タイムズ紙の報道によると、ロスコー氏はイラン戦争が始まった際、最高機密である国家安全保障会議の詳細がどのようにしてジャーナリストにリークされたのか政府から調査を受けていた。国家安全保障会議は米国が英国の軍事基地の使用を求めたことを巡って話し合われた。

ロスコー氏からコメントをすぐに得られなかった。

昨年9月には当時のピーター・マンデルソン駐米大使が、米国で性的虐待罪に問われた富豪エプスタイン氏との関係を巡って解任された。今年2月に就任した後任のクリスチャン・ターナー大使は先月、エプスタインの友人であった「非常に地位の高い人々」の責任を追及できなかった米国の政治システムについて「異常だ」と発言したことがリークされ、窮地に追い込まれていた。

ロスコー氏は2022年7月、次席大使に任命された。マンデルソン大使が解任された後の25年9月から26年2月にかけては、暫定的な駐米臨時代理大使を務めた。

ロスコー氏はワシントンに赴任する前、英国の国連大使を務めており、それ以前は故エリザベス女王の報道官として勤務していた。

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