Karen Brettell

[ニューヨーク 20日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが6週間ぶりの高値から反落した。トランプ大統領がイランとの交渉は最終段階にあると述べ、イラン戦争終結に向けた合意に近づいているとの期待が高まった。

トランプ氏は20日、イランとの戦闘終結を急ぐつもりはないと述べる一方、イランとの交渉は最終段階にあるとも発言。これを受けて米債利回りが低下し、安全資産であるドルは下落した。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は、ドルはテクニカル的な水準に近づいており、ある程度の反落が見込まれる状況にあったと指摘。これには、円が対ドルで7日続落し、2025年10月以来の最長記録となったことも含まれる。

イラン紛争に起因するインフレ懸念から、市場では連邦準備理事会(FRB)など中銀のタカ派姿勢が強まるとの見方が広がっている。

FRBが20日に公表した4月28─29日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、中東情勢を背景にしたインフレへの懸念が強まる中、より多くの当局者が利上げの可能性に備えた地ならしの必要があるとの認識を示していたことが分かった。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、FRBが27年1月までに約50%の確率で利上げに踏み切るとの見方を織り込んでいる。イラン戦争が始まった2月下旬以前は年内2回の利下げが見込まれていた。

主要通貨に対するドル指数は0.21%安の99.10。

ユーロは0.21%高の1ユーロ=1.1628ドル。

英ポンドは0.37%高の1ポンド=1.3442ドル。

円は対ドル0.14%高の1ドル=158.82円。

ドルの最近の上昇を受け、円は160円の水準に再び接近している。これは、先月、日本当局が約2年ぶりの為替介入に踏み切った節目の水準となる。

ドル/円 NY午後3時 158.84/158.85

始値 158.98

高値 159.16

安値 158.60

ユーロ/ドル NY午後3時 1.1630/1.1631

始値 1.1600

高値 1.1644

安値 1.1583

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