Bo Erickson
[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、台湾の頼清徳総統と会談する意向を示した。トランプ氏は記者団に「彼とは話をするつもりだ。私は誰とでも話をする。台湾問題について、一緒に取り組んでいく」とした。
トランプ氏が頼総統との対話に言及したのはこの1週間で2回目。先週の訪中時、習近平国家主席との首脳会談後に初めて言及した際は失言との見方もあったが、今回の発言でその見方は打ち消された。
関係者によると、両首脳間の電話会談はまだ予定されていないという。
ホワイトハウスは、会談がいつ行われるか、何が議論されるかについてのコメント要請に直ちに回答しなかった。在米中国大使館もコメントしなかった。
訪中後、トランプ氏は最大140億ドル規模の台湾への大型武器売却を進めるかどうかまだ決めていないと述べ、台湾への米国の支援を巡る不透明感が強まっている。
ただ、トランプ氏の発言は台湾に対して相反するシグナルを送っている。頼総統はトランプ氏との対話の機会を歓迎しているが、トランプ氏が「台湾問題」と表現したことは中国側の言い回しと重なる。
頼総統も同日、トランプ氏と話す機会があれば、中国が地域の平和を損ない、緊張を高めていると伝え、台湾を「併合」する権利はどの国にもないと述べる考えを示した。
台湾と米国の首脳間の直接対話は、米国が1979年に中国と外交関係を樹立して以来行われていない。現職の米大統領と台湾指導者との直接対話となれば、外交上の重要な進展となると同時に、台湾を自国領土とみなす中国を刺激する可能性が高い。