[モスクワ 20日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は20日、ロシアから中国に天然ガスを供給する新パイプライン「シベリアの力2」を巡り全体的な理解が得られたと述べた。ただ、同プロジェクトの詳細や実施時期については今後の合意が必要になるとした。

ロシアのプーチン大統領は現在、中国を訪問中。中国の習近平国家主席と会談し戦略的関係の深化などについて協議したが、ロシア大統領府が公表した両首脳の署名文書には、原油や天然ガスに関する事項の言及はない。

ペスコフ氏は国内メディアに対し「プーチン大統領は会談の中で、『シベリアの力2』の主要な条件について全体として共通の理解が得られている述べた」とし、「ルートや建設方法については合意されている。一部の詳細については最終調整が必要だが、全体的な理解はすでに得られている」と述べた。ただ、実施時期については何も示されていないという。

建設が計画されている「シベリアの力2」は全長約2600キロメートル。ロシア北極圏ヤマルのガス田からモンゴルを経由して中国に年間500億立方メートルの天然ガスを供給する。ただ、価格などの重要事項で正式合意に至っておらず、プロジェクトに着手できない状態が続いている。

現在、ロシアから中国に天然ガスを供給するパイプラインは「シベリアの力」のみ。東シベリアから年間380億立方メートルを超える天然ガスを中国に供給している。

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