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Humeyra Pamuk
[ワシントン 19日 ロイター] - 米ホワイトハウスの記者会見室が今月、2028年大統領選の非公式のオーディション会場と化している。産休中のレビット報道官に代わり、次期大統領選の共和党候補と目されるバンス副大統領とルビオ国務長官が定例記者会見に臨んだ。
19日に記者会見室に登場したバンス氏は、1時間近くにわたり記者からの質問に応じた。国民の間で依然として不人気なイラン戦争の擁護や、政治的に訴追されたと主張するトランプ氏の盟友への補償に充てる17億ドルの新設基金を巡る弁明に追われた。
バンス氏の受け答えはトランプ氏の対決的な姿勢とは対照的で、概ね落ち着いたものだった。会見室に詰めかけた記者たちが発言を求めて声を張り上げる様子に、時折困惑したような表情を見せ、「マルコ(・ルビオ国務長官)の言う通り、これはまさにカオスだ」と冗談めかして話した。
記者から将来の大統領候補としての考えを問われると「将来の候補者ではない」と切り返した。
この会見から2週間前には、次期大統領選でライバルとなる可能性があるルビオ国務長官が同じく代役として定例記者会見を行った。ルビオ氏の壇上での受け答えはトランプ氏からの称賛を受けた。また、記者との軽妙なやりとりや、イランの交渉姿勢について1990年代のヒップホップに言及するなど、その巧みなパフォーマンスは共和党内だけでなく一部の民主党関係者からも高く評価された。
翌日、国務省が公開した動画で、ルビオ氏が米国は「出身地を問わず、誰もが何でも成し遂げられる場所であり続けることを願っている」と述べた発言は拡散され、大統領選出馬への臆測が一段と高まった。
5月15─18日に実施されたロイター/イプソス調査では、バンス氏に好感を持つと回答した米国人は34%、ルビオ氏は33%だった。2025年1月の調査では、バンス氏に好感を持つとの回答は42%だった。
両氏が28年大統領選出馬への意欲を控えめに示す中、トランプ氏は自身の後継者を巡る論議をあおり続けている。先週、ホワイトハウスの庭園ローズガーデンで開かれた夕食会では、出席者に対し、「JD・バンスが好きな人は?」「マルコ・ルビオが好きな人は?」と尋ねた。
いずれの質問にも同等の大きな拍手が起き、トランプ氏は2人が組めば「完璧な組み合わせ」になるとしつつも、どちらを選ぶかを決めるにはまだ時期尚早との見方を示し、「いかなる状況でも、私の支持が得られるという意味ではない」と述べた。