[ワシントン 20日 ロイター] - 米国のルビオ国務長官は20日、キューバ国民に向けたビデオ演説で、1億ドル相当の支援を提示し、キューバと新たな関係構築を提案した。一方、キューバの指導者に対しては、電力や食料などが不足する事態に陥った責任があると指摘した。

トランプ米政権は20日、キューバのラウル・カストロ元国家評議会議長(94)の刑事訴追を発表する見通し。キューバへの圧力強化の一環とみられる。トランプ大統領は、共産主義政権の体制転換を求めている。

米国務省が公表したスペイン語によるメッセージで、ルビオ氏は「米国は、現在の危機を和らげるだけでなく、より良い未来を築くために支援を申し出る」と述べた。食料不足などは「国の支配者らが略奪し、国民の支援に使われないからだ」としてキューバの指導層を非難。米国がキューバ国民に1億ドル相当の食品や医薬品を提供するが、配布はカトリック教会など信頼できる慈善団体を通じて実施する必要があると説明した。

在米キューバ大使館は交流サイトXへの投稿で、ルビオ氏は嘘をついており、米国は残酷な仕打ちをしていると反論し、ルビオ氏について「正当化できないことを十分に承知している」と主張した。

米国はこれまでにキューバに燃料を供給する国に制裁を課す考えを示すなどしており、キューバ経済への打撃となっている。

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