Andy Bruce William Schomberg

[20日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が20日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%上昇し、前月の3.3%から予想以上に減速した。ただ、イラン戦争によりエネルギーコストの大幅な上昇が見込まれるため、家計の見通しは依然厳しい。

昨年4月にエネルギーやその他の規制対象公共料金が大幅に引き上げられた反動で、前年比の伸びが鈍化した。上昇率は2025年3月以来の低水準。ロイターがまとめたエコノミスト調査では、3.0%上昇と見込まれていた。

英国経営者協会(IoD)のチーフエコノミスト、アンナ・リーチ氏は「残念ながら、中東紛争の影響が拡大し続け、自動車用燃料価格がウクライナ戦争以来のペースで上昇しているため、この改善は一時的なものに留まるだろう」と述べた。

エコノミストらによると、年内にはインフレ率が4%前後まで上昇すると予想されている。

コアインフレ率とサービス価格の上昇率も予想以上に鈍化した。一方、製造業者が直面するコスト圧力はロイター調査の予想を上回って急上昇した。

消費者向けの自動車燃料価格は4月に急騰。前年同月比で23%上昇し、22年9月以来最大の上昇率となった。

リーブス財務相はデータを受け、エネルギー価格ショックの影響を受けた世帯へのさらなる支援策を21日に発表すると述べた。9月に発効予定の燃料税引き上げの撤回が含まれる可能性がある。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。