Noriyuki Hirata

[東京 20日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 158.95/159.00 1.1594/1.1597 184.32/184.34

午前9時現在 159.04/159.05 1.1606/1.1608 184.60/184.61

NY午後5時 159.08/159.10 1.1605/1.1606 184.59/184.71

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べてややドル安/円高の159円付近で方向感を欠く値動きとなった。介入警戒感がくすぶる中、日米政府からの円安けん制発言が伝わり上値を抑えられた。一方、中東情勢の膠着を受けて原油価格・金利が高止まりし、アジア時間のドル/円は159円を挟んだ動きとなった。介入実施によるドル/円下落を待つような買いオーダーも下値では観測された。

ドルは朝方は159円前半で推移していたが、正午前からやや弱含み午後は158円後半を軸とした値動きになった。原油高を背景とした金利動向をにらみながらの展開が続いた。

為替介入への警戒感が引き続きドルの上値を抑制している。日米政府からけん制発言が相次ぐ中では「投機筋が買い上がれず、潜在的な売り圧力が限定的。一方、下値では輸入企業や個人投資家が買うという状況が続いた」(外為どっとコム総合研究所の神田卓也シニア為替アナリスト)ことで、方向感が乏しくなったとみられる。

片山さつき財務相は訪問先の仏パリで19日(日本時間20日)、円安への対処策を巡り「断固たる措置を取るときは取る」と述べた。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議終了後に語った。一方、ベセント米財務長官は、日本経済のファンダメンタルズは強固との認識を示すとともに、為替の過度な変動は望ましくないとの考えをXに投稿した。

為替介入の実施を見越したドル買いオーダーも観測されている。外為どっとコム総研の神田氏は、個人投資家は155円でドル買い(円は売り)オーダーを入れ、介入実施による急落を待ち構えているようだと指摘する。

中東情勢の膠着感が強まる中、米標準油種WTI先物は104ドル付近で高止まりし、米長期金利は4.66%付近と2025年1月以来の高水準にある。拡張財政への思惑もくすぶる。円高方向があるとすれば、為替介入の実施か、米国とイランが和平に向かって原油価格が下落することとみられているが、円高となる場合でも「155円の(ドル)買いをこなすには時間がかかりそうだ」(神田氏)という。

きょうは実需の​売買が集中する五・十日に当たったが、仲値公示前後には売り買いが拮抗し、目立った偏りはみられなかった。

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