Hiroko Hamada

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日続落し、前営業日比746円18銭安の5万9804円41銭で取引を終えた。世界的に金利が上昇基調となる中で、利益確定売りが継続した。特に、これまで株高をけん引してきた指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体関連の下げが目立ち、日経平均は一時1200円超安となった。米エヌビディアの決算を控え、ポジション調整が出たとの指摘もあった。

日経平均は16円高でスタートした後、すぐにマイナス圏に沈み、前場序盤に一時1258円安の5万9292円25銭まで値下がりした。相場全体に売りが出て、プライム市場では8割超の銘柄が下落した。後場には下げ幅を縮小する場面もあったが、軟調な地合いは続き、大引けにかけては5万9800円近辺を軸にもみ合った。アジア株安も日本株の上値を抑制した。

市場では「長引く中東情勢の影響でインフレへの警戒感が高まっているほか、国内では財政悪化懸念で金利が上昇し、足元は売る理由の方が多い」(岡三証券・シニアストラテジストの大下莉奈氏)との声が聞かれる。

一方、「日本株が下がったところでは押し目買い意欲も強いのではないか」(国内証券・アナリスト)との声も聞かれた。日経平均は節目の5万9000円を維持できるかが注目される。

TOPIXは1.53%安の3791.65ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.53%安の1955.54ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆5429億3900万円だった。東証33業種では、その他金融、小売、鉱業の3業種が値上がり。非鉄金属、建設、石油・石炭製品など30業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が4.47%安の786.25ポイントと、反落した。

個別では、フジクラが8%超下落した。前日発表した3カ年の中期経営計画が嫌気された。増配予想を発表したUBEはストップ高。くら寿司はトランプ米大統領が同社米子会社のくら寿司USAの株式を取得したことが好感され、5%超高となった。

指数寄与度の大きいソフトバンクグループ、東京エレクトロンが軟調。一方、キオクシアホールディングス、アドバンテストは値上がりした。

プライム市場の騰落数は、値上がり263銘柄(16%)に対し、値下がりが1283銘柄(81%)、変わらずが22銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 59804.41 -746.18 60567.27 59,292.25

─60,567.27

TOPIX 3791.65 -59.02 3851.76 3,764.50─

3,852.29

プライム市場指数 1955.54 -30.46 1986.08 1,941.82─

1,986.08

スタンダード市場指数 1628.24 -19.77 1644.07 1,618.92─

1,644.07

グロース市場指数 1004.99 -43.72 1043.23 1,000.81─

1,043.63

グロース250指数 786.25 -36.76 818.32 782.84─81

8.81

東証出来高(万株) 278314 東証売買代金(億 95429.39

円)

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