Nathan Layne

[19日 ロイター] - 米共和党は19日、11月の中間選挙の候補者を決める予備選を各州で行い、ケンタッキー州ではトランプ大統領に批判的な現職のトーマス・マッシー下院議員が敗れた。自身に忠実ではない議員を排除する取り組みでトランプ氏が再び勝利を収めた形だ。

マッシー氏は、性的人身売買で起訴され自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する文書を司法省に公開させる取り組みを主導してトランプ氏の反感を買っていた。

CNNによると、開票率99%時点で、トランプ氏が支持した海軍特殊部隊出身のエド・ガルレイン氏が54.9%を得票、マッシー氏は45.1%。

ただ、マッシー氏の敗北は、トランプ氏が幅広い支持を得ているというよりも、予備選の結果を左右する党活動家の間でトランプ氏がいかに影響力を持っているかを示すと言える。中間選挙では、選挙区割り変更を巡る争いで共和党に有利な展開が続いているが、ガソリン価格高騰もあってトランプ氏の支持率は低下しており、選挙で共和党が幅広い有権者から支持が得られるのか疑問視されている。

マッシー氏は敗北を認める演説で、ガルレイン氏が親イスラエル団体から巨額の支援を受けていたことなどを踏まえ、ガルレイン氏に連絡を取るにはテルアビブに電話しなければならなかったと冗談を飛ばし、支持者の笑いを誘った。「われわれはエド・ガルレイン氏と戦っていたわけではない。トランプ氏と戦っていたわけでもない。自分たちが信じるもののために戦っていた」とし、「きょう起こったことは神の意志だ」と述べた。支持者らは「これ以上の戦争はごめんだ」「米国第一」「2028年!」と声を上げ大統領選への出馬を促した。

19日にはアラバマ、ジョージア、アイダホ、ケンタッキー、オレゴン、ペンシルベニアの各州でも予備選が行われた。マコネル前上院院内総務の地元、ケンタッキー州の上院予備選は、トランプ氏の支持を受けたアンディ・バー下院議員が勝利した。

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