Atsuko Aoyama
[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続落し、前営業日比265円36銭安の6万0550円59銭で取引を終えた。金利上昇は一服しているものの、割高感からAI(人工知能)・半導体関連株の売りが続いた。一方、バリュー株への資金シフトもうかがわれ、銀行株など内需株の一角が下支えした。
日経平均は高寄り後に下げを拡大し、後場には7日以来約2週間ぶりの安値となる6万0256円33銭に一時下落した。前日の米国市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)が2%超下落したことが重しとなった。
一方、TOPIXは0.63%高の3850.67ポイントで取引を終えた。バリュー株の柱の一つとなる銀行株の上げが目立った。朝方に発表された2026年1─3月期の国内総生産(GDP)速報値が堅調な内容となり、足元の金利上昇基調が「経済成長を伴うことを裏付けた」(国内証券のストラテジスト)として買い安心感につながったとみられる。
前日まで相場の重しとなっていた金利上昇は一服しているものの、インフレ懸念から「金利がさらに上昇すればAI関連株は一段安となる可能性がある」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジスト)との見方もある。朝高後の軟調地合いについて井出氏は、金利上昇が再開する前に利益を確定しようとする動きが出たとみている。
東証プライム市場指数は前営業日比0.65%高の1986ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆3864億2900万円だった。
東証33業種では、値上がりがサービス業、保険業、銀行業など27業種。値下がりが非鉄金属、精密機器、ガラス・土石製品など6業種だった。
個別株では、決算後に買いが殺到していたキオクシアホールディングスが3%超下落した。フジクラは16%超安と大幅に下落。東京エレクトロンやソフトバンクグループは軟調だった。 一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.Tや東京海上ホールディングスがしっかりだったほか、任天堂は大幅高だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.11%高の823.01ポイントと、続伸した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1116銘柄(71%)、値下がりは430銘柄(27%)、変わらずは23銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 60550.59 -265.36 61202.84 60,256.33
─61,456.31
TOPIX 3850.67 +24.16 3856.77 3,833.64─
3,877.84
プライム市場指数 1986.00 +12.75 1991.65 1,977.26─
1,999.92
スタンダード市場指数 1648.01 -4.38 1657.61 1,640.86─
1,658.33
グロース市場指数 1048.71 +27.92 1029.59 1,028.69─
1,063.05
グロース250指数 823.01 +24.80 805.75 804.94─83
4.68
東証出来高(万株) 271912 東証売買代金(億 103864.2
円) 9