Rodrigo Viga Gaier

[リオデジャネイロ 18日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は低価格で販売する中国メーカーがブラジル市場で事業を拡大する中、自社商品の再販価値の低下を懸念している。同社ブラジル法人を率いるチーロ・ポッソボン氏が18日、ロイターの取材で明らかにした。

ポッソボン氏は「新規参入企業が積極的に市場へ参入し、価格に下押し圧力がかかっているが、わが社は良好な地位を維持している」と述べ、中国の競合他社との価格競争には加わらない方針を示した。

中国の自動車メーカーはブラジルで急速に事業を拡大しており、低価格の電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)で市場シェアを獲得し、現地での競争を激化させている。

同氏はまた、中東紛争がVWの事業運営に直接・間接的な影響を与えていると言及。ただ、地政学的緊張にもかかわらず、サプライチェーン(供給網)の混乱は管理可能な範囲にとどまっており、車両価格の上昇にはつながっていないと説明した。

VWは現在、ホルムズ海峡を通る輸送ルートが不透明な状況にあるため、一部の部品を航空便で輸送する措置を講じている。ポッソボン氏は「当社は部品の約20%を輸入しているだけに、戦争の早期終結を願っている」と語った。現時点では部品不足が生産や価格設定に重大な影響を与えるとは予測していないと付け加えた。

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