[シドニー 19日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は19日、今年3回目となる0.25%利上げを決定した5月5日の理事会の議事要旨を発表した。同理事会では、金利据え置きと0.25%利上げの2つのケースが議論され、イラン情勢に関連したインフレリスクなどを踏まえメンバー9人のうち8人が利上げを支持する根拠の方が強いと判断した。
理事会メンバーは、利上げすることにより「依然として不確実ではあるものの、金融の環境はおそらくやや制約的になる」と指摘し、企業や家計にとって中東紛争にどう対応するか見極める時間的余裕を与えるとの認識を示した。
今後の決定に関しては、経済データと変化するリスクを注視することで一致した。ただ、金融政策によって目先のインフレ軌道を変えることはできず、生産の伸びは当面の間、潜在成長率を下回る可能性が高いと指摘した。
利上げに反対した1人のメンバーは、紛争長期化リスクが需要をより強く圧迫するとし、より長期のインフレ期待の安定が崩れることを懸念する十分な証拠はまだないと指摘した。
同理事会では、金利が再び極めて低水準になった場合を想定した金融政策運営に関し、現在検討している追加的な政策ツールの枠組みについても議論した。