[広州 18日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手のBYD(比亜迪)は18日、高級ブランド「デンツァ(騰勢)」の改良版SUV(スポーツタイプ多目的車)を発売した。最低価格を5%引き上げており、低コストのイメージから脱却して収益性を高める方針だ。

デンツァ・ブランド担当ゼネラルマネジャーのリー・フイ氏は広州で開催されたイベントで、改良モデル「デンツァN9」プラグインハイブリッドSUVについて、バッテリー航続距離の延長や急速充電機能など、100項目以上の改良を施したと説明した。価格は40万9800元(6万0265ドル)からで、14カ月前に発売した前モデルの基本価格38万9900元から値上げした。

リー氏はデンツァを含め、「中国の新エネルギー高級車ブランドは、世界の高級車市場の中心に確固たる地位を築いた」とし、中国におけるデンツァN9の購入者の70%が、独BMWやメルセデス・ベンツ、アウディからの乗り換えだと付け加えた。

BYDは収益性の高い輸出戦略を拡大するためにデンツァに期待を寄せている。同社は4月、パリで盛大なイベントを開催してデンツァを欧州に導入。ブランドの顔として英国人俳優ダニエル・クレイグ氏を起用してプロモーションを行っている。

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