[18日 ロイター] - スイス政府が18日に発表した第1・四半期の国内総生産(GDP、季節・スポーツイベント調整済み)速報値は前期比で0.5%増加し、前期の0.2%から伸びが加速した。平均成長率である0.4%も上回った。

政府は、中東紛争に関連するエネルギー価格高騰の影響が今後数四半期さらに強まる可能性があるとの見解を示した。

統計をまとめたスイス連邦経済事務局(SECO)は、GDP速報値は工業とサービス両部門で拡大したと指摘。年初の米関税引き下げに支えられた輸出拡大が成長を後押ししたとの見方を示した。

SECOは6月1日により詳細な第1・四半期GDP統計を発表する。

SECOは通年のGDP伸び率を1.0%と予想、これは長期平均成長率の1.8%を下回る水準。

経済学者のフィリップ・ヴェグミュラー氏は、第1・四半期成長率はこの予想に合致していると指摘。中東紛争によるエネルギー価格高騰に伴う不確実性が今後も続き、スイス経済に影響する可能性があると述べた。

同氏は「原油価格上昇は一部原材料価格を押し上げる可能性がある」とした上で、「エネルギーがスイスのインフレ構成に占める割合は小さく、スイス企業は特にエネルギー集約型ではないため、一般に他国よりエネルギー価格ショックの影響を受けにくい」と述べた。

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