[ベイルート/エルサレム 18日 ロイター] - レバノンの治安当局や国営通信社によると、イスラエル軍が18日にレバノン南部を空爆した。一方、親イラン武装組織ヒズボラはイスラエル軍を攻撃したと発表した。米国の仲介を受けたイスラエルとレバノンは15日に停戦の45日間延長で合意したにもかかわらず、戦闘に歯止めがかからない状況だ。
イスラエルとヒズボラの交戦は、米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけとして再燃した。トランプ米大統領が4月16日に最初の停戦を宣言した後も、主にレバノン南部で戦闘が続いている。レバノン保健省は17日、3月2日以降の国内での死者数が2988人に達したと報告し、その中には女性と子ども、医療従事者の計613人が含まれている。
レバノンの治安筋によると、イスラエル軍がレバノン東部バールベック近郊を空爆し、ヒズボラの同盟組織のパレスチナ・イスラミック・ジハード(PIJ)の司令官と娘が死亡した。イスラエル軍は「民間人への被害リスクを軽減する」措置を講じた上で空爆し、エル・マフムード・アブド・アル=ハリム司令官を殺害したと主張。娘のことには言及しなかった。
ヒズボラは、イスラエルの北部ガリラヤ地方にある防空システム「アイアンドーム」に向けて爆発物を搭載したドローン(無人機)を発射し、レバノン国内のイスラエル軍部隊も攻撃したと発表した。
イスラエル軍は、レバノン南部のイスラエル兵を標的として複数の「発射物」があったほか、爆発物を搭載したドローンがイスラエル領内に侵入したと発表した。
レバノンの国営通信社は、イスラエル軍がレバノン南部の6カ所を超える場所を空爆したと報じた。
イスラエル軍は、それぞれの空爆の座標が判明しない限りは、報道された空爆についてコメントできないと主張。ヒズボラが公表したアイアンドームへの攻撃に関してのコメント要請には即座に応じなかった。