Vallari Srivastava Laila Kearney
[18日 ロイター] - 米電力会社ネクステラ・エナジーは18日、同業ドミニオン・エナジーを株式交換によって買収すると発表した。買収額は668億ドル相当。人工知能(AI)を支えるデータセンターが拡大して大量の電力を必要としている中で、世界最大級の電力会社が誕生する。
この買収は両社の株主の承認、反トラスト法(独占禁止法)の審査を含めた規制当局の認可が必要で、1年―1年半後の実現を見込んでいる。買収後の社名は「ネクステラ・エナジー」で、最高経営責任者(CEO)はネクステラのジョン・ケッチャムCEOが務める。
ケッチャム氏は投資家向けの電話会議で、合併後の企業価値が4200億ドル規模、時価総額が2490億ドル規模になると見込んだ。その上で「米国はこれまでよりも迅速かつ効率的、そして手ごろな価格でエネルギーインフラをより多く建設する必要がある」とし、「2つの優れた米企業を統合することで、この時代が求めるスピードと規模をより効果的に実現できる」と訴えた。
買収のためにドミニオン株1株をネクステラ株0.8138株と交換する。ロイターの試算によると、ドミニオン株の1株当たりの評価額は75.97ドルとなり、前営業日の終値に約23%のプレミアムが付く。
18日にネクステラの株価が前週末比で5%下落した一方、ドミニオン株は10%上がって2022年11月以来の高値を付けた。
ネクステラはフロリダ州の規制電力会社を通じて、1200万人超に電力を供給している。ドミニオンはバージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州の計360万人が顧客だ。
買収後は人口が急速に増えている米南東部の大部分に電力を供給するようになり、南部バージニア州にある世界最大のデータセンター拠点にも電力を供給する。