Noriyuki Hirata
[東京 18日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 158.92/158.97 1.1622/1.1624 184.74/184.75
午前9時現在 158.83/158.88 1.1612/1.1615 184.48/184.49
NY午後5時 158.76/158.79 1.1623/1.1626 184.52/184.63
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べてドル高/円安の159円付近で強含んでいる。原油高や米金利上昇を背景に朝方から徐々に水準を切り上げ、一時2週間ぶりとなる159円台に上昇する場面があった。ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強く、上昇ピッチは抑制気味とみられている。
ドルは朝方から強含んで推移し、午後には一時159円台に上昇した。4月30日以来、約2週間ぶりの高値となる。原油高に米金利上昇、国内の補正予算への思惑などが重なり「円安材料ばかりとなっている。介入警戒感が上値を抑えているが、徐々に押されてきている」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志・主席エコノミスト)との声が聞かれた。
米中首脳会談を経ても、中東紛争の見通しは良くなっていない。アジア時間の原油相場は米標準油種のWTI先物が一時108ドル台に上昇し、その後も107ドル台で高止まった。
トランプ米大統領は17日、自身の交流サイト(SNS)に「彼ら(イラン)は早急に動いたほうがよい。さもなければ、彼らには何も残らないだろう」と投稿。米ニュースサイトのアクシオスは、トランプ氏が19日に安全保障担当高官らと軍事行動の選択肢について協議する見通しだと報じた。
原油高によるインフレ懸念を背景に世界的に金利高となっており、米長期金利は約1年ぶり高水準となる4.63%台に上昇した。一方、国内では政府が編成を検討している2026年度補正予算の財源として、新たに特例公債(赤字国債)を発行する方向で検討していることが分かったと伝わった。
円金利は上昇したが、米金利が上昇基調にある中で金利差縮小が意識されにくくなっている。ドル/円の上昇基調は「ファンダメンタルズに沿った動きといえ、必ずしも投機的とはいえない」(上野氏)との見方は少なくない。
世界的なインフレ懸念の震源地となっている原油高が収まるには、少なくとも米・イランの歩み寄りへの思惑が高まる必要があるとみられている。