[18日 ロイター] - JPモルガンは17日付リポートで、2026年平均の金価格見通しを1オンス=5708ドルから5243ドルに引き下げた。短期的な需要の鈍化を理由に挙げた。

投資家の金や銀に対する関心がここ数カ月で「大幅に低下した」と指摘した。

2月28日に米・イランの紛争が勃発して以降、原油高がインフレや世界的な金利上昇への懸念を強め、金価格は約14%下落した。

一方、エネルギーやインフレを巡る不透明感が解消されれば、26年下半期には投資家や中央銀行からの需要が再び強まり、年末までに6000ドルに向けて上昇すると予想した。

米国とイランの紛争が解決しドルが反転すれば、金相場は押し上げられ、4900─5100ドルの重要なテクニカル上の抵抗線(レジスタンス)を試す展開になり得るとの見方を示した。

金のエクスポージャーを縮小した投資家は、長期的に強気のファンダメンタルズに支えられ徐々に戻ってくると見込んだ。

26年の中央銀行と投資家による金需要は四半期平均約620トンと、前年の750トンを下回るとの見通しを示した。

銀については、過去1年間のアウトパフォームの背景にあった現物市場の極端なタイト感は、既にピークを過ぎた可能性が高いと指摘。銀価格は第4・四半期までに平均1オンス=90ドルになると予想した。

パラジウムについては、26年の平均価格を1オンス=1586ドルと予想。従来の1344ドルから引き上げた。

プラチナは第4・四半期までに平均1オンス=2400ドルに上昇すると見込んだ。26年と27年は供給不足が続くと予想している。

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