David Hood-Nuño Julio-Cesar Chavez
[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ米政権が後援する、米国の宗教的遺産を祝う集会が17日、米首都ワシントンで開催され、保守派キリスト教指導者とトランプ氏との結びつきが浮き彫りになった。集会は米国民の多様な信教を反映しておらず、政教分離の原則に反するとの批判も出ている。
集会は建国250周年記念行事を各種連邦機関と調整するためにホワイトハウスが立ち上げた官民パートナーシップ「フリーダム250」が主催。数千人が参加し、現代キリスト教音楽の演奏や、福音派キリスト教および保守派カトリックの指導者らによる演説を織り交ぜ、9時間にわたって開催された。
バンス副大統領やルビオ国務長官、ヘグセス国防長官らのビデオメッセージも上映された。トランプ大統領は出席せず、メッセージ動画の撮り下ろしもなかったが、主催者は同氏が聖書の一節を朗読する数週間前の動画を上映した。
登壇者の一人で「全米ヒスパニック・キリスト教指導者協議会」を率いるサミュエル・ロドリゲス氏はイベント前のインタビューで、登壇者がほぼキリスト教徒で占められていることについて、18世紀の米大陸植民地時代に起こった信仰復活の動き「大覚醒運動」後の姿を反映していると指摘。「まさに我が国の土台の描写であり、スクリーンショットだ」と語った。
フリーダム250の最高責任者、キース・クラック氏はロイターに対し「我々は全ての人々に何かを提供しようと務めており、それが我々の使命だ」とし、「全ての人を常に満足させることはできないかもしれないが、絶対的な最善を尽くしている」と強調した。
一方で、「宗教からの自由財団」のアニー・ローリー・ゲイラー共同会長は「政府が主催するこの祈りの祭典は、まさに我々の憲法が政府に禁じている行為の典型だ」との声明を出し、国家と宗教の境が曖昧になっていると批判した。
今回の集会は、建国250周年を祝うため政権が計画している16のイベントの一つ。