[ニューデリー/ドバイ 15日 ロイター] - インド外務省は15日、インドとアラブ首長国連邦(UAE)がイラン戦争の続く状況で両国間の関係を深めるため、戦略的防衛パートナーシップの枠組みに合意したと発表した。
また、モディ首相のUAE訪問中に戦略的石油備蓄や液化石油ガス(LPG)の供給に関する協定も締結したと付け加えた。
インド外務省は声明で「両国は防衛産業の協業深化や技術革新・先端技術、訓練、合同演習、海洋安全保障、サイバー防衛、通信手段の確保、情報交換を巡る協力について合意した」と述べた。
UAEは石油輸出国機構(OPEC)を脱退したために、原油の生産量の拡大でインドのような輸入国を後押しすると見込まれている。
アブダビ国営石油会社(ADNOC)によると、15日発表された協定はADNOCがインド国内に保有する石油備蓄量を最大3000万バレルまで拡大する可能性を含んでいるという。さらに、インドの戦略備蓄の一環としてUAEのフジャイラに原油貯蔵の可能性も模索するという。
ADNOCはインド精油最大手の国営インド石油(IOC)とLPG供給の拡大や取引の機会について検討すると述べた。
インドとUAEは今年1月、インドにとって第3の貿易相手国のUAEから液化天然ガス(LNG)を購入する30億ドル規模の契約を結び、戦略的防衛パートナーシップの形成を目指した意向書に署名した。
インドの宿敵の隣国パキスタンは昨年、サウジアラビアと相互防衛協定を結んでおり、インドとUAEの戦略的防衛パートナーシップ合意はこうした流れに続く動きとなった。