[17日 ロイター] - ウクライナは16日夜から17日朝にかけ、ロシアの首都モスクワに対して過去1年余りで最大規模となるドローン(無人機)攻撃を実施した。地元当局者によると、モスクワ州の3人を含む少なくとも4人が死亡した。

4人目の死者はウクライナ北東部に隣接するベルゴロド州で発生。ロシア国防省は17日正午までに、過去24時間でウクライナの無人機1000機以上を撃墜したと発表した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は15日、首都キーウに対する2日間の大規模攻撃を受け、ロシアに報復を行うと表明していた。

同氏は飛行中の無人機や立ち上る黒煙、消火活動にあたる消防隊の様子を捉えた動画をXに投稿し、攻撃を行ったことを認めた。その上で「ロシアによる戦争長期化や、われわれの都市や地域社会への攻撃に対する対応は完全に正当なものだ」と強調した。

また、モスクワ周辺の強力な防空網にもかかわらず、ウクライナは国境から500キロメートル以上離れた目標を攻撃できたとし、「(ロシアは)戦争を終わらせなければならない」と述べた。

タス通信はモスクワのソビャニン市長の発言として、深夜以降、同市に向かっていた81機の無人機が撃墜されたと報じた。モスクワに対する攻撃としては過去1年余りで最大規模となる。

ソビャニン氏によると、12人が負傷し、大半はモスクワの製油所の入口付近で発生した。また、住宅3棟が損壊した。製油所の「技術」に被害はなかったとしている。

モスクワ州のボロビヨフ知事によると、首都北部で住宅が攻撃を受けて女性1人が死亡、別の集落で男性2人が死亡した。複数の高層住宅やインフラ施設が損傷したという。

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