[マニラ 15日 ロイター] - フィリピンのレムリヤ行政監察院長(オンブズマン)は15日、13日に上院内で発生した発砲を受け、マオ・アプラスカ上院警備局長に6カ月の予防的停職処分を科した。発砲は国際刑事裁判所(ICC)から指名手配を受けているロナルド・デラロサ議員の「脱出」につながった。

レムリヤ氏は記者会見で「これほどの重大な事態を無視することはできない」と述べた。

ドゥテルテ前大統領の「麻薬戦争」の最高責任者だったデラロサ議員が自身の逮捕を阻止するため支持者に動員を呼びかけたため、13日に上院建物には部隊が派遣された。アプラスカ氏は建物内で国家捜査局(NBI)の捜査官らと対峙した際、最初に警告射撃を行ったことを認めている。

レムリヤ氏は「彼が最初に発砲した。法執行機関に向けて発砲するのか?われわれはそれを容認しない」と述べた。

マルコス大統領はこれに先立ち、冷静さを呼びかけ、政府関係者は今回の出来事に関与していないと述べた。上院および法執行機関は発砲に関する調査を進めていると発表した。

フィリピン憲法およびオンブズマン法に基づき、オンブズマンは公務員を懲戒する権限を有しており、調査中の公平性を確保するため、予防的停職処分を科すことができる。

一方、ビダ法相は15日、デラロサ議員の逮捕を求めるICCの要請に応じる意向を表明した。

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