[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比1244円76銭安の6万1409円29銭で取引を終えた。朝方は米ハイテク株高を好感する形で底堅く推移していたが、その後は利益確定売りに押された。国内外の金利上昇で人工知能(AI)や半導体関連株の過熱感が意識されたほか、韓国の総合株価指数(KOSPI)の急落につれ安したとの見方もあった。一方、東証プライム市場全体では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っており、売りはAI関連株に集中した格好となった。

日経平均は224円高で寄り付いた後、581円高の6万3235円77銭まで上げ幅を拡大したが、その後失速した。日経平均は後場終盤に1716円安の6万0937円30銭の安値を付けた。時間外取引での米株先物の下げ幅拡大のほか、KOSPIが一時7%と大幅安となり、投資家心理の重しとなった。

主力株では、アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアホールディングス、フジクラ、イビデンが7─8%超安と急落した。半面、ファナック、ソニーグループは2─3%超高となった。

東京市場ではAIや半導体関連株が大幅安となったものの、同セクターを巡る明確な売り材料は見当たらなかった。一方、市場では国内外の金利上昇がハイテク株の売りにつながったとの見方があった。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジストは、金利上昇によってこれまで世界の株式市場を支えてきた「過剰流動性相場」の転換が警戒されていると指摘する。「日本株は低金利環境や海外投資家による資金流入に支えられてきた面が大きいだけに、その前提が崩れると、AI・半導体関連株中心に利益確定売りが出やすくなってしまう」という。

TOPIXは0.39%安の3863.97ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.4%安の1992.53ポイントだった。プライム市場の売買代金は11兆4254億6200万円だった。

東証33業種では、値下がりが非鉄金属、化学、ガラス・土石製品、金属製品、機械など18業種、値上がりが石油・石炭製品、保険、輸送用機器など15業種だった。

決算銘柄では前日に発表したTOPPANホールディングスが16%超安、SMCが14%超安、ネクソンが10%超安となった。DOWAホールディングスは16%超高、日揮ホールディングスが13%超高。取引時間中に決算を発表したヤマハ発動機は13%超高、SUBARUは6%超高だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.96%安の795.84ポイントと、続落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが857銘柄(54%)、値下がりは674銘柄(42%)、変わらずは38銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 61409.29 -1,244.7 62878.71 60,937.30─

6 63,235.77

TOPIX 3863.97 -15.30 3891.81 3,830.54─3

,927.98

プライム市場指数 1992.53 -7.98 2007.94 1,975.57─2

,025.61

スタンダード市場指数 1669.35 -13.25 1686.46 1,660.30─1

,690.93

グロース市場指数 1019.30 -11.45 1033.30 1,011.67─1

,053.66

グロース250指数 795.84 -7.68 806.12 789.42─824

.70

東証出来高(万株) 319589 東証売買代金(億 114254.6

円) 2

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