Phil Stewart
[14日 ロイター] - 米国防総省はこのほど、米軍部隊4000人をポーランドへ一時的に派遣する計画を中止した。正式には発表されていないが、2人の米高官が明らかにした。欧州の駐留米軍を縮小すると見込まれるトランプ米大統領の方針を巡り、改めて疑問が生じる予想外の決定だ。
米国防総省は2週間前、ドイツ駐留米軍のうち5000人を撤収させると発表した。イランとの戦闘を巡ってトランプ氏と欧州諸国の間で亀裂が深まっていることが背景。
高官の1人によると、ポーランドに関する決定は、ドイツ駐留米軍の撤収を実行するための短期的な措置の一環だという。当初の計画でポーランドへ派遣される予定だった部隊とは別の部隊が配置される可能性がある。
それでも、欧州の防衛で北大西洋条約機構(NATO)により大きな役割を担うよう求めるトランプ氏の要求を受け、米国は欧州における軍部隊配備について見直しを進めており、規模を縮小すると見込まれてきた。
国防総省の報道官はコメントを差し控えた。
米上院軍事委員会の委員を務めるジーン・シャヒーン議員(民主党)はポーランドへの派遣中止について記者団に「私の知る限り(国防総省から)通知を受けていない」と述べた。