Liz Lee
[15日 ロイター] - グリア米通商代表部(USTR)代表は15日、米中首脳会談で中国側がホルムズ海峡について、制約や通航料を伴わない開放を求める意向を明確にしたと述べた。また、イランへの物資支援を制限するため中国が行動する考えを示したと明かした。
グリア氏はブルームバーグテレビのインタビューで「中国にとってホルムズ海峡が開放されていることは非常に重要で、通航料も軍事的な管理もあってはならないということが会談で明確になった。われわれはこれを歓迎する」と述べた。グリア氏はトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談に出席するため北京を訪れている。
不安定な停戦が続くイラン戦争を巡り、トランプ氏は紛争終結に向けて中国の支持を取り付けたい考えだ。11月の重要な中間選挙を前に、戦争はトランプ氏の支持率を押し下げている。中国はイランと緊密な関係にあり、イラン産原油の最大の買い手だ。
グリア氏はまた「中国のイランへの関与について、われわれの見方では中国は非常に実利的に行動しており、この問題で誤った側につきたくないと考えている」と指摘。「中国はこの地域での平和を望んでおり、トランプ大統領もこの地域での平和を望んでいる。中国がイランへの物資面の支援を制限するためにできることを行うと、われわれは大いに確信している」と述べた。
中国外務省はイランを巡る協議に関する声明で、緊張緩和の流れを継続・安定化させるよう呼びかけた。
「起こるべきではなかったこの戦争を続ける必要はなく、早期に解決策を見いだすことが米国とイランの双方にとって、さらには世界全体にとって有益だ」と述べた。
同省は声明で、ホルムズ海峡には触れなかったものの、海上輸送路の早期再開を求めた。
中国は一貫して戦闘の停止とホルムズ海峡の安全な航行の回復、海峡の開放維持を求めてきた。
中国政府は活発な外交努力を展開してきたが、米国の戦争遂行に対する強い批判は控えている。