Padraic Halpin

[ダブリン 14日 ロイター] - アイルランドの格安航空会社(LCC)最大手ライアンエアのマイケル・オレアリー最高経営責任者(CEO)は14日、今夏の欧州におけるジェット燃料の供給に支障はないとの見通しを示した。一方で、原油価格の高止まりが続けば、2027年3月期通期決算の利益が「多少の圧力」を受ける可能性があるとの認識を明らかにした。

オレアリー氏は、この夏の運航について欠航などの事態は回避できると想定しているが、旅行予約を躊躇する顧客の需要喚起に向け運賃の引き下げを継続していると述べた。

同氏は2週間前、中東情勢を理由に6月末までは欧州でジェット燃料が不足する恐れはないとの見方を示していた。14日には紛争が間もなく終結するとの自身の予測に基づき、供給の安定は夏を通じて維持されると確信していると語った。

また、同社は6─8月の運賃を「1─2%ポイント」引き下げる方針だ。一部の競合他社が運航便数を削減、あるいは想定ほど増やしていない現状を踏まえ、この夏に欧州で価格競争が激化することはないとみている。

同氏は「直前の予約は好調で価格も堅調だが、3─4カ月先については予約を促進するために価格をやや下げざるを得ない」とし、多くの消費者の間で依然として旅行への慎重姿勢が続いている状況を指摘した。

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