『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が4月10日に公開され、大ヒットのスタートを切った。劇場版29作目の今回は、横浜を舞台に華麗なバイクチェイスが繰り広げられる。初日から3日間で動員231万人、興行収入35億円、シリーズ過去最高の滑り出しとなった。

近年、劇場版『名探偵コナン』の興行成績に大きな関心が集まっている。1997年の第1作『時計じかけの摩天楼』から2010年代初めまでは10億円台~30億円台だった興行収入は、14年に40億円を超えると勢いに乗り、16年に60億円台、23年には100億円の大台を突破する。

24年の『100万ドルの五稜星』の興行収入は158億円で、この年の国内公開映画のトップに立った。スタートから約30年、いまだに拡大を続けていることが驚異だ。

ところで、拡大を続ける観客たちは一体どこから生まれているのだろうか。

4月の公開直後の映画館を訪れてみた。見渡すと、観客の年齢は意外に高い。高校生や大学生、さらに社会人らしき男性、女性、カップルも目につく。かつては少年漫画のイメージだった『名探偵コナン』のファン層は、いま大きく変わっている。ファンが成長しているのだ。

『名探偵コナン』のように毎年1本の映画を公開するアニメはほかにもある。『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』『プリキュア』などだ。

どれも安定した人気があるが、大きく伸びているわけではない。観客の子供たちは、大きくなれば別のエンタメに移り、次世代の子供たちが新たに映画館にやって来る。観客は常に入れ替わっている。

世界的に見ると人気はまだまだ日本と東アジアが中心
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